人工芝の廃棄から
再利用へ
撤去した人工芝は
その場で分別

移動式分別装置は、撤去した人工芝を
使用目的に応じて再利用し、廃棄コストを削減できる
環境に配慮したシステムです。

従来の人工芝処分

  • 使用済人工芝

  • 収集・運搬

    中間処理場

    中間処理場へ運搬し、分別や破砕を
    行い最終処分場へ運搬、または再利用

  • 埋め立て処分

    再利用

移動式分別装置での
再利用方法

  • 使用済人工芝

  • 移動式分別装置

    工事現場内で芝と砂の分別を行い
    運搬費、処分費などのコストを削減

  • ご要望に応じた
    再利用プラン

    • 近隣学校のクレーコートの目砂
    • 野球グラウンドで活用
    • 施設外の場所で防草シート替わり
    • 砂は砂を取り扱う業者へ納品等

人工芝張替工事の現場で移動式分別装置を使用して、人工芝と充填材を分別できます。
分別後、目的に応じた再利用を行うことで運搬費、処分費などのコストを削減します。

従来は産業廃棄物処理業者に依頼して埋め立て処分していました。再利用する場合、ショベルカーで人工芝を揺すって、その中から砂やゴムチップ等を落としていました。移動式分別装置は、人工芝の再利用で直面していた現場での課題を解決するため人工芝、砂、ゴムチップを分別し、容易に有効活用できるように開発しました。これで分別作業に重機運転免許保有者の確保が不要になり、分別作業時間も短縮されるなど、効率的に環境に配慮した取り組みを行えるようになりました。

装置名 人工芝から砂と
ゴムチップを除去
砂とゴムチップの
分別
作業性 作業時間
(テニスコート1面)
作業時の
周囲環境への配慮
移動式分別装置 95% 90%
作業員3人必須で
自動で除去と分別ができる
1日 砂埃は
テントおよび
集塵機で軽減可能
ショベルカーに
よるふるい作業
95% 不可
重機の運転手1名と作業員2人が
必須
周辺に飛び散った砂とゴムチップ清掃が必要
2日 対策が難しい

移動式分別装置の
メリット

  1. 01

    人工芝の廃棄コスト削減

    人工芝の張替え現場で人工芝の分別作業を実施できるので、別の場所に移動する運搬費や廃棄処分に必要な費用を大きく削減します。

  2. 02

    小規模施設も対応可能

    4tトラックの乗り入れが可能なスポーツ施設等であればどこでも人工芝の分別作業が可能です。コンパクト設計の移動式分別装置なので、小規模スポーツ施設への搬入も容易です。

  3. 03

    全国対応可能

    移動式分別装置は分解して運べるので、4tトラックに載せて日本全国出張します。撤去した人工芝の有効活用や環境に配慮した取り組みをお考えであればお気軽にご相談ください。

移動式分別装置の
分別工程

移動式分別装置を用いた、人工芝の分別工程をご紹介いたします。
砂入り人工芝をリサイクルする際は、施設のご要望やリサイクル後の用途などに
応じて、お客様にとって最適なリサイクル工法をご提案いたします。

  1. 01既存人工芝撤去作業

    フォークリフトを使用し、既存の人工芝をロール状にして現場分別を行う敷地に集積します。

  2. 02移動式分別装置組立・設置

    装置を輸送車両にて敷地内に運び、組立・設置を行います。

  3. 03人工芝投入

    ロール状にした人工芝を装置に投入します。

  4. 04砂払落し

    投入した人工芝から回転ブラシで砂を取り除きます。

  5. 05砂と不純物の分別

    分別した砂をさらに装置で選別し、細かいゴミ等の不純物を取り除きます。

  6. 06砂分別後集積

    不純物を取り除いた砂はフレコンバッグに詰め、再利用の準備をします。

  7. 07砂除去後人工芝

    装置によって砂と分別された人工芝が出てきます。

  8. 08人工芝巻き取り

    専用の機械により砂を取り除いた人工芝をロール状に巻き取ります。

  9. 09砂分別後集積

    8の工程で巻き取った人工芝を集積し、次の利用先への準備をします。

分別後の人工芝、砂、
ゴムチップの活用先

人工芝

  • 運動公園内の防草シートとして
  • 学校の防草シート、プールサイド敷設用として納品
  • 土砂の流出を防ぐ(のり面保護)
  • 駐車場に敷設
  • 公園等の遊具下に敷設
  • 太陽光発電施設の防草シート替わり

  • 学校のグランドやクレーコートの目砂として
  • 分別時の乾燥状態が良好であれば、新規人工芝の深層に散布可能
  • 別用途での再利用

ゴムチップ

  • コート内のゴムチップの補充用として
  • 下地材としてゴムチップを使用

移動式分別装置の
事例紹介

ゆうぽうと世田谷レクセンターテニスコート人工芝改修工事における分別作業

実施期間 2022.12.12~13人工芝撤去
2021.12.14~12.19分別作業(実働4日)
集積本数 105本 (テニスコート3面)

本工事において分別した人工芝は防草シートの代用品として、また野球グラウンドの一部に提供しています。砂は砂を取り扱う業者へ納品しました。
限られた予算の中で全体の工事費用を抑えつつ、新しく敷設する人工芝のグレードを保つことができました。

南魚沼市大原運動公園テニスコート改修工事における分別作業

実施期間 2021.9.27~30人工芝撤去
2021.10.4~10.26 分別作業(実働10日)
集積本数 280本 (テニスコート8面)

本工事では、分別した人工芝と砂は発注元へ提供しました。
人工芝は敷地内のグラウンドに設置しており、砂は近隣小中学校のグラウンドやクレーコートの目砂として利用しています。
産業廃棄物処分費用が高騰し続ける中、南魚沼市様は分別した人工芝と砂を処分するのではなく、再利用することで工事費用のコスト削減に繋げるとともに有効活用されました。

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